音盤紹介:チェロによるミャスコフスキー/チェロ楽曲集
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音楽のこと
店長は古くからクラシックを聞いていますが、
古今東西の作曲家、その作品をすべて知っているわけではありません。
極めて狭い範囲の作曲家とその作品を聞いたことがあるだけです。
ハンス・クナッパーツブッシュの残した録音なら、
大概は聞いているのですけどね(^^;。
「知っている」ということになると、
スコアまで当たっているか?
ということになりますが、そうなるとその幅はさらに狭くなります。
店長はかなりのおじさんになってしまいましたが、
いまだに知らない作曲家の作品を、
いろいろな情報をもとに聞くのが好きで、
琴線に触れる作品に行き当たると、
思わず縦掘り(その作曲家の作品をあれこれ買っては聞く)してしまう、
悪い癖があります(^^;。
このところのお気に入りは、
ロシアのニコライ・ミャスコフスキーという作曲家の作品で、
一時あれこれ日本でも輸入されていた韓国のYEDANGというレーベルの、
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮の交響曲第1番をたまたま聞き、
「へ~...」と驚いたことによります。
ミャスコフスキーの交響曲第1番は、
若書きの作品ということで、
あちこちのサイトを見ても、
「すごい作品」という評価には出くわさないのですが、
店長にとって、シューマン/交響曲第1番「春」に匹敵するくらいの、
作品の質の高さに唸ってしまった楽曲なのでした。
そこで、
熱心にミャスコフスキーの交響曲を録音し、
全集を作ったエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮のBOXを買ってしまったのでした。
ミャスコフスキーには交響曲が27曲ありますが、
その全てが4楽章形式の、
いわゆる普通の交響曲ではなく、
1楽章形式の交響曲や3楽章形式の交響曲もあります。
それでも、27曲とは多いですね(^^;。
さらに、その交響曲集をまだ全部聞いていないうちから、
他の楽曲も魅力的だ、というあちこちのサイトを見て、
チェロソナタとチェロ協奏曲の入ったCDを買ってしまったのでした。
実は、まだ他にも買ったCDがあるけど、まだ内緒です(*^^*)。
チェロソナタ第1番から、
もの凄くロマンティックで、
第2番はさらにセンチメンタル、メロメロになる寸前です。
ロシア・ロマンティシズムの奥深さを感じる楽曲です。
ロシアには、
まだまだ店長が知らない作曲家が多く、
知ってはいても、ほんの少しだけ...
ということが多いです。
まるで果てしのない海に分け入ったような感覚にとらわれます。
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