遅くなりましたが新年のご挨拶。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、年末年始、
店長は相変わらずLPの再生にはまってしまって、
あーでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返しています。
そうこうするうち、
正月三が日の次の4日に、
レコードを再生している最中、
ダイレクトドライブのKENWOODのレコードプレーヤーが
いきなり回転をやめてしまいました。
ブ~ンフニャ...という感じで音が止まり、
焦りました。
あちこちいじるのですが、
うんともすんとも反応ません。
慌てて、安いプレーヤーがないかあちこち探索、
audio-technicaのAT-LP5というのがマニュアルながら良さそうなので、
早速注文しました。
そのプレーヤーが届く日、
KENWOODのプレーヤーを片付けようと、
プラッターを外しかけたりいろいろやっているうちに...
なんとKENWOODのプレーヤーは生き返ってしまいました。
古いプレーヤーで酷使したため、
短い期間でしたがストライキを起こしてしまったのでしょうか(^^;。
KENWOODのプレーヤーはせっかく動いたのだからそのままに、
パソコン部屋でLPを聞けなくなっていましたので、
高さ180cmあるスチールラックの棚の上下を移動、
パソコン部屋でもLPを聞けるように配置しました。
これが結構重労働で、
お陰でひきかけていた風邪が悪化、
今でも咳が出ます。
何やってんだか...。
audio-technicaにはVM型カートリッジが付録で付いています。
ゆくゆくはカートリッジも変えるつもりですが、
出費がかさんだため、
だいぶ先の話になりそうです。
そこで付録のVM型カートリッジであれこれ聞いてみましたが、
1960年代の初期にリリースされたレコードは、
MC型カートリッジに比べてかまぼこ型のレンジながら、
それが幸いしてかノイズなどうまくマスクされた形で、
非常に聞きやすいことを発見しました。
取り出したのは、
フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の
ベートーヴェン/交響曲第9番です。
このLPは中古屋さんで最近入手しました。
実は、生まれて初めて買ったクラシックのレコードが、
同録音の第4楽章だけ入った17cm33回転盤でした。
30cmLPを中古屋さんで発見、
同じジャケットに懐かしさのあまり、
買ってしまいました。
安かったし...。
DENON DL-103で聞いてみたのですが、
音が鋭角でノイズも多く、
「懐かしいけど骨董品だな」的な感覚でした。
AESカーブで聞いたらよさそうですが、
やはり違います。
でも、
audio-technicaの決して高級とは言えないVM型カートリッジで聞くと、
その音のひずみやノイズが多少軽減され、
HiFiとは言えませんが、
非常に聞きやすくなりました。
かなりテンポの速い「コリオラン」序曲が最初に収録され、
第1楽章、第2楽章までがA面、
第3楽章、第4楽章がB面に入っています。
ベートーヴェン/交響曲第9番をLP1枚に収録した場合、
第3楽章がA面、B面に泣き別れということが多いのですが、
これは非常にうれしい盤面割ですね。
なんとも懐かしい音で同盤を聞けて、
なんだか子供時代にトリップしたような感じです。