店長は目を悪くする前、
もの凄い映画ファンでした。
大学時代、それこそ毎週のように、
映画館に足を運んでいたようなところがあります。
映画は子供のころから好きで、
映画に付けられている音楽、
いわゆるサウンドトラック盤もものすごく好きでした。
店長の子供の頃は、
家庭用ビデオカセットなんてありませんし、
レーザーディスクやDVDは夢の中のメディアでしたから、
感動した映画にまた浸りたいときは、
サウンドトラック盤が一番でした。
古くはモーリス・ジャールや
ジェリー・ゴールドスミスが好きで、
ミクロス・ロージャやディミトリー・ティオムキンなどの、
映画音楽の大家ももちろんいろいろと買いました。
その中に、
マカロニ・ウェスタンから名前を知った、
エンニオ・モリコーネがいます。
「荒野の用心棒」からですから、
古いですね(^^;。
その後も、
イタリアの映画監督が撮った映画は、
たいていモリコーネの音楽が付いていて、
イタリアだけではなく、
各国の世界的にヒットした映画に、
モリコーネの映画音楽が付いてゆくと、
あれもモリコーネ、これもモリコーネと、
見た映画の音楽がモリコーネだらけになったことも、
良い思い出です。
タワーレコードから、
3枚組のモリコーネの音楽集が発売になり、
これは2007年にすでにリリースされていたそうですが、
なんだか懐かしくなり、
買ってしまいました。
実は、
モリコーネの映画音楽集は今までもCDを持っていたのですが、
収録されたCDの音が良いとは言えず、
なかなか満足できる音質のCDは、
あまり持っていませんでした。
それに「死刑台のメロディ」の音楽が入っているCDがなかなかなく、
この3枚組は同曲も入っているし、
価格も安いし買ってしまいました。
最初の「ミッション」から「ガブリエルのオーボエ」と題された音楽は、
「Nella Fantasia」として、
クロスオーバーの歌手が良く取り上げる楽曲です。
続く「続・夕陽のガンマン」も懐かしいですね。
その他、どこかで聞いたメロディ満載で、
モリコーネの音楽がいかに浸透しているのか分かります。
それに、この3枚組、
なぜか音がいいです。
オリジナル・サウンドトラックだと思うのですが、
LPの板起こしや、
何代かの孫テープからの復刻ではなく、
かなり、しっかりした音です。
ギャングや戦争を主題にした不気味な音楽から、
とろけそうになるほど甘やかなメロディまで、
非常に楽しめる3枚組です。
疲れている時や、
クラシックの大規模管弦楽を聞くのは少しつらい...
という時にも、
カンフル剤的な音楽であるのかもしれませんね。