ブルックナーの交響曲は、
最初第7番から聞き始め
(本当は第8番なのですが、
さっぱり理解できず、
ブルックナーをよく聞くようになったのは、
第7番からです^^;)、
第8番、第9番などの後期交響曲が、
ブルックナーを聞く中心でした。
その後、
第4番「ロマンティック」や第5番を聞き、
遡って第3番、第2番、第1番を聞いてきたようなところがあります。
いま大好きな第6番はかなり後でした。
第1番から第3番の初期交響曲を
その魅力で大好きになったのは、
ブルックナーを聞き始めてかなり後になってからでした。
でも、
最近では第3番の第1稿が好きになったり、
第2番の叙情的な音楽も大好きで、
ブルックナーでは後期交響曲より、
初期交響曲の方がよく聞くようになっています。
そこで、最近聞いて感心してしまったのが、
指揮者としてはまだ駆け出しともいえる、
スペイン出身の
グスターボ・ヒメノ指揮ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の、
第1番(ウィーン稿)です。
SACDハイブリッドですが、
その録音された音が上から下まで無理なく出ていて、
しかも瑞々しいという、
聞いていて虜になりそうな音がします。
さらに、
演奏が若々しく非常に優れていて、
ブルックナーの第1番に相応しい音がしています。
実は、
ヒメノの録音を聞いたのはこれが2回目で、
最初はマーラー/交響曲第9番の室内管弦楽団版でした。
ただ、その時は、
室内管弦楽団版の編曲に少し失望してしまい、
無理して室内管弦楽団版を聞かなくてもいいかな?
と処分してしまったのでした。
ヒメノの第1番は店長の愛聴盤になりつつあります。
まだ他にはショスタコービチ/交響曲第1番くらいしかないようですが、
継続していろいろ聞かせてもらいたいと思います。
久々に追っかけてみたい指揮者の登場です。