若い人たち(店長もまだまだ若いつもりですが^^;)の、
オーディオ離れが言われて久しくなりました。
まあ、確かに「金がかかる」
「面倒くさい」
「何が本当かわからない」
ということはありますので、
敬遠する傾向があることはわかりますね。
車も同じ傾向をたどっているようです。
でも、
自分の若いころを(^^;;;;思い出してみると、
そんなにお金をかけず、
オーディオーの世界に入っていったようなところがあります。
昔はヤフオク!というより、ネット環境なんてそもそもありませんでしたから、
新品を買うか中古店で中古を買うしか方法がありませんでした。
知人に譲ってもらうという手もありましたが...(^^;。
オーディオ雑誌にはハイエンドの製品が、
「これでもか!」と載っています。
でも、最初は別にハイエンドでなくてもいいのです。
自分にとって適価な製品から始めないと、
何も始まりません。
少し経つと、「あ、もう少し背伸びしたほうがよいかな」と、
グレードアップしてゆけばよいだけです。
世に、
最初から最高級のオーディオを揃えられるという、
羨ましい環境の方もおられます。
でも、それで「いい音で鳴っているのか?」というと、
案外そうでもないお宅にお邪魔して聞かせてもらったことが何度もあります。
すなわち、
自分が聞きたい音のリファレンスがないため、
あれこれ高級機を買っては、
さらによく分からなくなっている...ということが案外多いのかも知れません。
バランスが悪いことが多いです。
逆に、
安いオーディオから出発してグレードアップしていった人のオーディオは、
そういう失敗があまりありせん。
要は、
最初から「いい音」は金さえ出せば簡単に手に入るものではなく、
経験と試行錯誤からあれこれ試してゆくとよい、
ということになります。
これは、男女関係なく、
はまると大変面白い趣味だと言うことができます。
最近は、オーディオ女子が増えているようですし。
店長はホームセンターやDIYショップが大好きで、
例えばスピーカーの下に敷くインシュレーターなど、
あれこれ素材を変えて聞き比べたりします。
木とかゴムとか石とか、その他いろいろ。
一気に高価なオーディオ用インシュレーターを買うのではなく、
まずどういう素材が自分には適しているのか安い素材で試してみて、
それからオーディオ用インシュレーターに手を伸ばしたりします。
それに、最初から高価なオーディオ用インシュレーターを買っても、
他のものでいろいろ試していないと、
どういう効果があるのか分かりません。
その、自分なりの音のリファレンスにするのが、
「生の音」です。
ただし、ロックコンサートなどの、
自然の音とは次元の異なる音を好む人もたくさんいますので、
これはあくまでPAを通さない、
クラシックを聴く店長の趣味です。
PAを通したどでかい音は、
日常から離れた快感があるのは確かですし...。
「生の音」のリファレンスは、
理想的にはアコースティックなコンサートですが、
なかなかコンサートに行けない、
あるいは近くにコンサートホールがない...
という方も多いと思います。
店長も、最近はコンサートにはなかなか行けなくなってしまいました。
でも、近所の小学校や中学校、
あるいは高校のさまざまなコンサートや、
ブラスバンドなら聞きに行ける機会もあるでしょうし、
もう時期外れになってしまいましたが、
花火や盆踊りの太鼓の音も結構参考になったりします。
それに、
音楽でなくても自然の音、
近くで、あるいは遠くで鳴っている雷の音、
風や雨の音、
自動車や電車の走る音や駅のアナウンスがどんなふうに聞こえるのか
(駅のアナウンスそのものは良い音ではありません。
要は屋外の吹き曝しのスピーカーや、広い駅舎でどのように響くのかですね)、
それに、人々の話し声などなど、
環境音のファンや生録ファンでなくとも、
自然の音は結構参考になる場合が多いです。
これから秋の季節は、虫の音も面白いですね。
外に出るとすぐにヘッドフォンを耳につけて、
音楽を聞く、ということも悪いことではありませんが
(店長もたまにやっているし)、
自分を取り巻く環境でどんな音が鳴っているのか、
耳を澄ましていると、
目立った音がなくても、
静かな処でも何らかの音があったりします。
これがオーディオには案外役に立つことが多いのです。
あらいぐま堂で扱っているスピーカーでは、
まずこの辺りからかな?
ということで、
RHODIUM200のご紹介です。
http://www.araigumado.com/products/detail.php?product_id=324