店長はハイドンの室内楽やクラヴィア曲が好きで、
あれこれ集めては悦に入っていた時期があります。
今でもハイドンの室内楽やクラヴィア曲は、
モーツァルトよりもよく鳴らしているかもしれません。
ハイドンの室内楽やクラヴィア曲は以前からいろいろと聞いてきましたが、
「はまる」きっかけとなった録音があります。
ごく最近来日して、
大きな話題になった、
フランスの常設ピアノ三重奏トリオ、
トリオ・ヴァンダラー(ワンダラー)の2001年の録音です。
リリースされた当時、
トリオ・ヴァンダラーのことは全然知らず、
偶然入手したのですが、
その生命感の溢れた演奏録音に、
すっかりハイドンの楽曲を見直しました。
店長はハイドンの後も、
トリオ・ヴァンダラーの演奏録音をあれこれ入手、
楽しんでいます。
トリオ・ヴァンダラーの使用している楽器は現代楽器で、
古楽器ではありません。
古楽器によるハイドンも素敵ですが、
トリオ・ヴァンダラーのハイドンは、
最初の音から生き生きとした表情が特徴で、
音楽がピチピチしているのです。
ハイドンはロココ時代の作曲家で、
その音楽はあまり暗くなりませんが、
その明るさ、生きのよさ、柔らかさは、
いろいろ聞いた中で、
トリオ・ヴァンダラーの演奏録音が最も好きです。
少し気分的に沈んでいる時など、
なんだかカンフル剤のように元気をもらえます。
最近、廉価版で出直しているようですので、
録音も優秀ですので、
音楽ファン、オーディオ・ファンともお勧めできます。