12月24日はクリスマスイヴ、
25日はクリスマスですね。
なんだか日本ではクリスマスイヴの方が盛大で、
24日が終わればクリスマスも終わり、
なんて変な癖がついてしまっているようですが、
本場ヨーロッパでは、
イエス・キリスト生誕のお祝いはもっと長く続くようです。
1月6日が公顕の日ですし。
店長が子供のころ、
映画を見ては、
イエス・キリストの生誕から十字架にかけられる生涯にかけて、
いたく感動していました。
古くは「キング・オブ・キングス」、
「偉大な生涯の物語」、
少し難解な「奇跡の丘」なんて映画もありました。
それらの映画の中で、
正面きってはイエス・キリストの生涯を描いた映画ではないのですが、
その生涯をバックグラウンドにした映画もあれこれありました。
「バラバ」という映画もありましたが、
一番は「ベン・ハー」でしょうね。
店長が子供のころは、
ビデオもレーザーディスクもなく、
さらにはDVDなんて陰も形もありませんでしたから、
映画を見てその感動に浸ろうと思うと、
映画のサウンドトラックのレコードを買うしかありませんでした。
「ベン・ハー」のレコードを買ったのは、
クラシック音楽を聞くようになる前で、
ミクロス・ロージャ(昔はローザだった)の、
その壮大な音楽にいたく感動したものです。
「ベン・ハー」はイエス生誕の場面から映画が始まるのでなおさらです。
「ベン・ハー」では、
映画の最初と中間2箇所と最後近くにイエス・キリストが出てきますが、
キリストの生涯を描いた映画のようには、
イエスの顔は見ることができませんでした。
最後は十字架への道、磔刑を経てベン・ハーの
奇跡の物語につながってゆきます。
うまく作ってありましたね。
最近、1枚であった「ベン・ハー」サウンドトラックは
2枚で出ているものもあるようです。
その方が、映画に使われた多くの音楽が収録されているそうですが、
店長は未聴です。
店長の子供のころの日本でのクリスマスのイメージは、
おじさんたちが円錐のパーティーハットを被り、
きれいなお姉さんたちのいる店で酔っ払ってクラッカーを鳴らして大騒ぎをする...
という貧弱なものでした(今でも似たようなものか)。
クリスマス本来の敬虔な祝祭は、
そのほとんどがキリスト教徒ではない日本人には無縁なものなのでしょうか?
店長はクリスマスというと、
「ベン・ハー」の冒頭場面を思い出すのでした。
なんだか懐かしくなって、ひさしぶりにまた聞きたくなってしまった...。