今をときめく歌姫、
サラ・ブライトマンのメルクマールとなったアルバムです。
それまでのサラ・ブライトマンは、
ミュージカル・スターを経てポップス色の強いアルバムを発表、
元々はボチェッリの歌であった「Time to Say Goodbye」を
本家ボチェッリとデュエット、
世界的な大ヒットを飛ばしました。
サラ、ブライトマンのアルバムは、
以降、エレクトロニクス色が強くなってゆきますが、
その「Time to Say Goodbye」を題名にしたアルバムは、
まだオーケストラのアコースティック色の濃い録音です。
店長は、サラ・ブライトマンのことをまったく知りませんでしたが、
金色の「CLASSICS」と題された、
クラシックの楽曲を集めただべストアルバムが出て、
それをCDショップの試聴機で聞いて非常に驚いたのが聞いた最初です。
ベートーヴェン/交響曲第7番第2楽章なんて楽曲を、
サラ・ブライトマンのように歌われるとは、
クラシックファンの誰が想像できるでしょう?
「CLASSICS」をきっかけに、
遡ってかなりのCDを買い集めました。
ミュージカル出身なだけに、
歌唱力は非常に優れたもので、
「へ~、ミュージカルの歌手って凄いんだ」と、
サラ・ブライトマン以外の歌手のCDにまで手を伸ばしました。
サラ・ブライトマンの数多いアルバムの中で、
今だによく聞くアルバムが、
「Time to Say Goodbye」です。
まだ後年のような凄まじいまでの輝きはありませんが、
表題曲を含め、
非常に落ち着いてサラ・ブライトマンの美声に酔うことができる、
いぶし銀のようなアルバムだと思っています。
先日のドイツフェスティバルで、
この「Time to Say Goodbye」も何回もかけましたが、
その度に新しい発見があるような、
とても素敵なアルバムだと再認識しました。