店長のドヴォ7病...、
すなわち、
ドヴォルザーク/交響曲第7番にはまって抜けられない病は、
このところ小康状態を保っています。
また、いつ爆発してCDを買いまくるか分かりませんが。
その代わり、
今は同じドヴォルザークでも、
初期弦楽四重奏曲にはまっています。
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲というと、
第12番「アメリカ」が特に有名で、
店長も長い間、それしか知りませんでした。
「アメリカ」はいろいろ聞きましたが、
どうも店長とはベクトルが合わず、
好き!というほどではありません。
でも、ドヴォルザーク/交響曲第7番から始まったドヴォルザーク行脚は、
「スターバト・マーテル」や「レクイエム」を越えて、
弦楽四重奏曲に至ってしまいました。
弦楽四重奏曲はバラではあまりリリースされていませんので、
結局、中古を全集を買ってしまいました。
そこで気に入ってしまったのが、
どういうわけか第1番から第3番と、
いくつかの小品の、
ドヴォルザークにとっては初期弦楽四重奏曲でした。
これらの初期弦楽四重奏曲は、
店長にとって、とっても瑞々しいのです。
ごく自然に楽曲に込められたボヘミアの風というか空気感が濃厚で、
取ってつけたわけではない情緒が満載なのです。
といって、チェコの民族音楽というより、
オーストリアやドイツの後期ロマン派の楽曲に非常に近い面があり、
人によっては「長すぎる」といわれる部分が、
店長にはちっとも長く感じられず、
むしろ、そのウネウネと続く音楽に浸っていたくなります。
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲には、
初期歌曲集を後年編曲した「糸杉」と題された楽曲もあり、
これもまた大変素晴らしくて店長のお気に入りです。
今年の夏は、
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲で乗り切れそうです。