店長の最近の音楽の聞き方は、
ドヴォルザーク/交響曲第7番が中心、
その他少々になっていて、
非常に偏った聞き方をしています。
毎日1回は、
さまざまな指揮者のドヴォルザーク/交響曲第7番のCDを
あれこれ引っ張り出しては聞かないと満足できない、
「ドヴォ7病」に陥ってしまったようです。
かなり以前、「エロイカ病」になり、
ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」を漁りまくったこともありましたが、
ひとつの楽曲にこれほど入れ込むのは久しぶりのことです。
自分でも「ばっかだなぁ…」と思いますが、
まだ治る気配はありません。
サー・チャールズ・マッケラスのドヴォ7は、
EMI(現Warner)のロンドン・フィルとのセッション録音のほか、
シドニー交響楽団のライヴ、
そして、フィルハーモニア管弦楽団のライヴを聞きました。
3種類ともそれぞれ特徴があり、
最初、とっつきにくかったロンドン・フィルとのセッション録音も、
何回か聞きなおすうちに、
これは凄い演奏なんではないか?と思えてきましたが、
一聴して分かりやすく、
共感度がすぐに感じられるのは、
2種類のライヴ録音の方です。
フィルハーモニア管弦楽団とのライブ録音は、
2008年のもので、
マッケラスは2010年に亡くなっていますから、
比較的晩年の演奏記録です。
最初聞いて、録音が少しモッサリ系かな…と思いましたが、
弦楽器中心の録音は情感が豊かで、
今はこれが一番のお気に入りになりつつあります。
マッケラスは地味な風貌、
地味なレパートリーで、
それほど華やさはありませんが、
昔から、ヤナーチェクといえばマッケラスという聞き方をしてきました。
ディーリアスもあれこれ聞きましたが。
廉価であちこちで売られている
(本屋さんが多いのかな?大手CDショップでは見かけません)
ロイヤル・フィル・シリーズにも、
いくつか名録音が残されています。
「しまった、マッケラスをもっと聞いておけばよかった」と思うのですが、
残念、かなりのアイテムが廃盤で、
なかなか入手できないのでした。