MUSICA RAICHO3 PHONO、合研LAB GK06SPUに続いて、
新しいフォノイコライザー BAKOON PRODUCTS CAP-1004を導入しました。
熊本にあるオーディオメーカーです。
ただ、今の店長にとって、
信じられないくらい高価です(^^;。
なんせ14万円越えですから...。
iFiのiPhono2も候補にあったのですが、
その倍近い価格のCAP-1004にジャンプしてしまったわけです。
気になって仕方のないものは、
そういうものかもしれませんね。
これでしばらく財布のひもを締めなければならなくなりました(-_-;。
なぜ、新しいフォノイコライザーを導入したのか、
理由は色々あります。
まず一つはイコライジングカーブが6種類から選べるということ。
もう一つはカーブを切り替えても実際にアンプを通して、
スピーカーから出る音量が変わらず、
聞き比べに有利ではないか?と思ったことです。
MUSICAは6種類、
合研LABは4種類のカーブを切り替えることができますが、
BAKOON PRODUCTSの6種類は、
ほぼ、さまざまなレコードのカーブをカバーしているため魅力的です。
また、MUSICA、合研LABとも、
カーブを切り替えるとゲインが変わるため、
ボリュームで調整したり、
出力ゲインを切り変えたりと、
やや面倒でした。
その点、BAKOON PRODUCTSはカーブを切り替えると同時に、
ゲインも調整してくれますから楽です。
でも、どんな機材もそうですが、
操作に慣れるまで少し試行錯誤は必要です。
CAP-1004はカートリッジによってゲインを4種類変えることができます。
MCカートリッジの出力が低い場合には、
0dBや-10dBを選ぶわけですが、
DENON DL-103の出力は高めです。
それに、DL-103で0dBを選ぶと、
カーブを切り替えても、
その差が顕著に出にくいという面があります。
店長は、CAP-1004のゲインを、
MCポジションの-20dBか-30dBにして聞いています。
それによって、
カーブを切り替えた際の音質の変化を確認することができました。
また、MUTEスイッチはなぜついているのだろう?
と疑問に思っていましたが、
ゲインやカーブを切り替えるときにノイズが発生しますので、
切り替えるときにMUTEします。
ノイズが発生しない方がありがたいですが、
これはまぁ、仕方ないことですね。
また、アンプによってGNDをつないでいても、
ハム音が出ますので、
どこに置くのか?
の試行錯誤が必要です。
アンプによって、
割と近くに置いてもハム音が出ない場合もあります。
LUXMAN L-540ではけっこうハム音が出ますので、
あちこち置き場所を探索しました。
いろいろやって結果は良好、
へ~!という音が得られています。
カーブは現実的で、
RIAA、NAB、COLUMBIA、FFRR、AES、oldRCA
です。
NABが入っているところは嬉しいですし、
RIAAとAESの切り替えでも音量差がなく、
その効果の高さに大変重宝しています。
DECCA=LONDONのステレオレコードのイコライジングカーブは、
RIAAやFFRRよりもAESの方が多かったのではないか
(店長手持ちのレコードだけかもしれませんが)、
ということに気づかされました。
さらにDENON DL-103から、
ORTOFON MC20MK2にカートリッジを付け替え、
ゲインを変えて聞いてみました。
結果は極めて良好、
この古いカートリッジが、
今まで聞いたことのないような素晴らしい音で鳴っています。
なお、電源はUSBですので、
スマホなどに使うUSB → ACのアダプターがあると楽です。
今回はいつもの予算(あってないようなものですが^^;)を、
はるかにオーバーしてしまいましたが、
それだけの結果が得られています。
何でもやってみるもんだなと思います。